🌈表紙【特集ハイライト】EXILEの魂を引き継ぐ16人組ダンス&ボーカルグループ THE RAMPAGE 表紙 27ページ 1万9000字 ロングインタビュー  OUT of MUSIC 86掲載

メンバー16人のまばゆい個性を各所に撃ち放ち、幅広い分野で活躍する16人組ダンス&ボーカルグループ、THE RAMPAGE。EXILEの系譜を継ぐJr.EXILEでありながら、今やLDHの代表グループとして先輩達と肩を並べる彼らのシングル『24karats GOLD GENESIS』は、EXILEから脈々と受け継がれてきた楽曲シリーズ“24karats”の最新作であり、またEXILE以外のグループが単独名義で”24karatsシリーズ“の楽曲をリリースするのは、これが初めて。2024年の”24YEAR“にTHE RAMPAGEが正式継承した、記念すべき作品である。また、9月11日・12日にはグループ史上2度目となる東京ドーム公演を開催。「自分達は今、次のステップに進めるかどうかの分岐点にいる」と語る彼らに、現在の想い、その先に見据えるヴィジョンについて語ってもらった。

『24karats GOLD GENESIS』が意味するもの

――『24karats GOLD GENESIS』は、LDHアーティストの起源とも言えるグループ・EXILEから受け継がれてきた“24karatsシリーズ”(『24karats 〇〇』と名付けられた楽曲シリーズ)の最新曲になります。LDHファンの方にとってはお馴染みのシリーズですが、読者の中には「24karatsって何?」という方もいらっしゃるので、LDHの歴史に詳しい岩谷翔吾さん、改めて説明していただけますか?

与那嶺瑠唯●(岩谷の隣で)岩谷先生、お願いします。

岩谷翔吾●はい(笑)。今となっては先輩から後輩へと継承されていく楽曲シリーズとして定着している24karatsなんですが、大本を辿ると、LDHが運営しているアパレルブランドの名前なんですよね。2005年にEXILEのオリジナルメンバーであるMATSU(松本利夫)さんが立ち上げたアパレルブランド「LMD」を前身として始まり、2007年に“混じりけのない本物=純金”という意味の「24karats」に改名しまして。今もLDH発のストリートファッションブランドとして展開しています。そして同じく2007年、Soweluさん・DOBERMAN INC(DOBERMAN INFINITYの前身であるヒップホップユニット)のみなさんとのコラボレーション企画としてEXILEが発表したのが、24 karatsシリーズの第一弾『24karats -type EX-』。それ以降、24karatsを冠した楽曲を発表することで、LDHという事務所は1つの時代を築いてきました。

――これまでに発表された24karatsシリーズをいくつか挙げると、EXILEとDOBERMAN INCによる『24karats STAY GOLD』や、EXILEと三代目 J SOUL BROTHERSがEXILE TRIBE(EXILEをはじめとするLDH所属のボーイズグループの総称)名義で発表した『24karats TRIBE OF GOLD』などがありますね。

岩谷翔吾●そうです。LDHは昨年20周年を迎えたんですが、その歴史にはいつも24karatsシリーズの存在がありました。

RIKU●2019年には僕らも、2014年に先輩方がEXILE TRIBE名義で発表された『24WORLD』(“24karats”の魂を受け継ぎながらも、EXILE TRIBEの新たな時代を切り開くという想いを込めて制作された派生楽曲)のリアレンジバージョンをGENERATIONS・THE RAMPAGE・FANTASTICS・BALLISTIK BOYZの4組で発表させていただきました。

岩谷翔吾●そんなLDHやEXILE TRIBEを象徴する歴史ある“24karatsシリーズ”に、今回はTHE RAMPAGEが単独名義で参加させていただいた、という流れになります。……こんな感じでどうでしょうか?

与那嶺瑠唯●わかりやすい!(拍手)

岩谷翔吾●よかった(笑)。EXILEから始まった24karatsが、長い年月を経てJr.EXILE(EXILEの後輩であるGENERATIONS・THE RAMPAGE・FANTASTICS・BALLISTIK BOYZ・PSYCHIC FEVERという、5つのダンスボーカルグループの総称)の僕らに受け継がれることが、LDHにとって、THE RAMPAGEにとってどれだけ特別な意味を持つかというのが、少しでも伝わっていたら嬉しいです。

『24karats GOLD GENESIS』制作舞台裏

――『24karats GOLD GENESIS』(Written by sty/All Instruments and Programming by sty/Produced by sty (Digz, Inc. Group)は、EXILE TRIBEの中でもひと際大所帯で個性豊かなTHE RAMPAGEの存在を“混じりけのない本物=純金(24karats)”に重ねた、重厚感のあるロックチューンです。昨年の活動テーマ“原点回帰”を踏まえて、今年ベストアルバムを発表し、ここからさらにドーム公演に向けて加速していくタイミングのみなさんに、ピッタリの楽曲だなと感じました。どういう経緯で制作がスタートしたのでしょうか?

陣●そもそも、僕らが最初に24karatsシリーズに関わらせていただいたのは、8年前のことなんですよね。デビュー目前の2016年に、メンバーが3チームに分かれて47都道府県を回る「武者修行 2016 Get Ready to RAMPAGE」を開催して、5月に代々木公園の野外ステージで「武者修行 2016 Get Ready to RAMPAGE FINAL」を行ったんですけど、その時に初めてEXILEさんの『24karats STAY GOLD』をカバーさせていただいたんです。当時はまだ曲数が少なかったというのもありますけど。応援してくださっているファンのみなさんに、自分達らしいものをLDHの一員としてお届けしたいと思った時に、真っ先に思い浮かんだのが24karatsシリーズで、自分達の意志で「やらせてください」とお願いしました。で、去年のツアー『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2023 “16” NEXT ROUND』でも、再び『24karats STAY GOLD』をカバーさせていただいたんです。

――RAVERS(ファン)の方にとっても思い出の詰まった楽曲でしょうし、各会場で盛り上がったんでしょうね。

陣●そうですね。ただ、その時は僕らだけで選曲したのではなく、「今、THE RAMPAGEが『24karats STAY GOLD』をやったらどういう感じになるんだろう?」というHIROさんの考えもあって、披露させていただきまして。そこからの構想で「今年は2024年の“24 YEAR”だから、ここからさらにLDHが盛り上がっていく画を作るために、今THE RAMPAGEが24karatsシリーズを正式継承したらいいんじゃないか?と、HIROさんのほうからお話をいただきました。

――『24karats GOLD GENESIS』は本シリーズの楽曲を多数手がける音楽プロデューサー・styさんが制作されていて、曲の構成にはこれまでの24karatsシリーズとの繋がりも感じられますが、どのように曲を作り上げていったのでしょうか? 北人さん。

(インタビュー=斉藤碧 写真=Cosufi(コスフィー) アシスタント=木下江美)

この記事の続き(表紙 27ページ 1万9000字 ロングインタビュー)、撮り下ろし写真は、現在発売中『OUT of MUSIC 86』に掲載中です。ご購入ご希望の方は、全国書店、CDショップ、ネットショップ、または下記画像リンクからお求めください。

  • outofmusic

    音楽、深掘り。 OUT of MUSIC magazine

    Related Posts

    【先行掲載・WEBオリジナル記事】2025,年のUSツアー決定! グローバルに爆進&活躍、世界地平に立つPSYCHIC FEVERのアグレッシブな最新曲「TALK TO ME NICE feat. TAMP」、総1万4,000字 ロング・インタビュー 前編、先行掲載! 
    • 12月 10, 2024

    グローバルーな活動を展開する精鋭、7人組ダンス・ボーカルグループPSYCHIC FEVER。近年では、JP THE WAVYプロデュース曲「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」がSpotifyバイラルチャートトッ…

    go to main text→

    Continue reading
    【先行掲載・WEBオリジナル記事】国立代々木第二体育館公演、開催決定!! 話題の10人組アイドルグループ、高嶺のなでしこ。注目の2nd Single「Iʼ M YOUR IDOL / アドレナリンゲーム」、総1万6,000字 ロング・インタビュー 前編、先行掲載!
    • 12月 7, 2024

    国立代々木第二体育館公演が2025年2月14日に開催決定! 話題の10人組アイドルグループ、高嶺のなでしこ。サウンドプロデュースは、関連動画再生回数10億回を突破、数々のヒットを生むクリエイターユニットHoneyWorks。その動向が注目さ…

    go to main text→

    Continue reading

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    バックナンバー

    表紙巻頭  THE RAMPAGE バックカバー巻末 DXTEEN 7.24 発売 OUT of MUSIC 86

    表紙巻頭  THE RAMPAGE バックカバー巻末 DXTEEN 7.24 発売 OUT of MUSIC 86

    OUT of MUSIC 85  表紙巻頭  岩田剛典  バックカバー&巻末 imase  4.30 発売

    OUT of MUSIC 85  表紙巻頭  岩田剛典  バックカバー&巻末 imase  4.30 発売

    OUT of MUSIC 84 表紙巻頭 BALLISTIK BOYZ バックカバー&巻末THE JET BOY BANGERZ 2.13発売

    OUT of MUSIC 84 表紙巻頭 BALLISTIK BOYZ  バックカバー&巻末THE JET BOY BANGERZ 2.13発売

    OUT of MUSIC 83 表紙巻頭 FANTASTICS バックカバー&巻末 THE JET BOY BANGERZ 11.8 発売

    OUT of MUSIC 83 表紙巻頭 FANTASTICS バックカバー&巻末 THE JET BOY BANGERZ 11.8 発売

    OUT of MUSIC 82 表紙巻頭 24P FANTASTICS バックカバー&巻末 LIL LEAGUE 8.7 発売

    OUT of MUSIC 82 表紙巻頭 24P FANTASTICS バックカバー&巻末 LIL LEAGUE 8.7 発売

    OUT of MUSIC 81 表紙巻頭 M!LK バックカバー&巻末 PSYCHIC FEVER 5.31 発売

    OUT of MUSIC 81 表紙巻頭  M!LK バックカバー&巻末 PSYCHIC FEVER 5.31 発売