
7人組グローバルグループ、PSYCHIC FEVER。2025年に入り、初のUSツアー「PSYCHIC FEVER FIRST U.S. TOUR 2025」や、USツアーのリードソング「Paradise」リリース、世界的ヒット「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」の続編曲、「What’s Happenin’」のリリースと、年明け早々からアクセルベタ踏み、世界を舞台に驀進中、「J-R&B」のインパクトを各地に刻んでいる。
グローバルに衆目を集め、さらに大きな線を描いていくPSYCHIC FEVERについて、その足場となる「What’s Happenin’」と「Paradise」の二曲について、メンバーに語ってもらった。深堀りインタビュー!
インタビュー=吉田直樹(OUT of MUSIC) 写真=Cosufi(コスフィー)
ヘア&メイク=Midori Fukuda(Luana),Kyoko Kato(Luana)
スタイリング=FAL

世界的ヒットの続編「What’s Happenin’」
――2025年に入り、初のUSツアー「PSYCHIC FEVER FIRST U.S. TOUR 2025」や、ツアーのリードソング「Paradise」リリース、世界的ヒット「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」の続編曲、「What’s Happenin’」のリリースと、年明け早々からアクセルベタ踏み、グローバルに驀進中のPSYCHIC FEVERですが、まず「What’s Happenin’」について。この曲は「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」の続編という位置づけということですが、デモを聴いた印象はいかがですか?

中西椋雅●デモを聴いた印象は「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」の雰囲気も感じつつ、BPM(曲の速さ)も同じくらいかな(思い出しながら)、使っているウワモノ(サウンド、音色)とか、ストンプ(キック、バスドラム)の音とか、多分一緒のものを使っているので、そういう意味でサウンド的に「Just Like Dat」と印象が重なりますし、でも、また新しいPSYCHIC FEVERの曲になりそうだなという感触も抱きながら、デモを聴きました。

JIMMY●「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」は、一年前のリリースから、僕たちも歌い込んできましたし、ファンの方も馴染みができたなかで、「What’s Happenin’」は、地続きな部分もありながら、新しい曲としてお届けできるのがいいなと思いました。

剣●自分たちの経験、成長という面もこの「What’s Happenin’」に出ていると思いますし、「自分が大切にしているもの」という歌のテーマ、伝えたい思いは変わらないです。
――この二曲、サウンド的には曲は「地続き」というかイメージが重なる部分もあり、同じ空気を感じます。曲の物語や場面で言うと、「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」が「本命で気になってる女の子には中々振り向いてもらえない気持ち」を歌っている曲で、「What’s Happenin’」は「海外での活動によって会えない日々が続く中でも愛する人への真っ直ぐな恋心」を綴った曲。剣さんが言うように「大切にしているもの」への思いは共通しています。ストーリーとしては、少し進展したというか、主人公の気持ちはますます熱く大きくなってきて、サウンドとしては、共通する表情を持たせていますよね。
JIMMY●「What’s Happenin’」は「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」と同じチームで制作していて(Lyrics by JP THE WAVY, Nvmbrr / Music by JP THE WAVY, Nvmbrr, JIGG )、今回は前回よりコンセプチュアルというか。「Just Like Dat」はマイアミベースなのでUSに寄せたサウンド感でしたし、衣装もスタジャンでUSに寄せたコンセプトでしたけど、それに対して今回は、思いっきり日本のY2Kをコンセプトにしたサウンドなので、TERIYAKI BOYZさんとかNIGOさんの感じとか、海外で流行った日本のいいものを自分たちでリバイバルした感じがあるので、自分たちにとっても新しかったですし、WAVYくん(JP THE WAVY)の得意分野でもあるので。そこは今回はコスチュームだったり、セットだったり、全体の統一感も楽しんでいただけると思います。
――そうしたサウンドを反映した「What’s Happenin’」は、不安感とさわやかさが混在したようなサウンドに乗せてWEESAさんのラップから始まります。「会えない日々が続く中での真っ直ぐな恋心」を描く「What’s Happenin’」の冒頭、その気持ちの高まり具合を、高速ラップで歌っています。<熱すぎるtemperature, will I burn out? >というリリックも象徴的ですね。

WEESA●ここまでガッツリラップというのは、やったことがなかったので、難しかったです。
――BPM(曲のテンポ)は「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」と同じくらいと椋雅さんが言いましたけど、「What’s Happenin’」のラップの印象は、かなり高速感が増した印象です。WEESAさんのパートは、速いし、長いフロウですよね。。
WEESA●ホント難しかったんですけど、すごく楽しかったですし、レコーディングもスムーズに進みました。ノリやすかったです。WAVY(JP THE WAVY)さんの作ってくださるループ(繰り返しのトラックパターン)とか、Nvmbrrさんが作ってくださったメロディラインが、歌いやすいというか、ノリやすいですし、聴いてくださっている方にとっても聴き心地のいいフロウになっていると思います。
――すごく聴きやすいです。とにかくラップが細かく高速だけど、全体のフロウとしてとても捉えやすいというか。マイアミベースのストンプ(キック、バスドラ)のリズムパターンとのマッチングでもグルーヴを増していると思います。
JIMMY●ビートの打ち方もマイアミベースで「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」から引き続きという感じですね。