
BMKが解散する。“凧のように逆風を受けるほど上昇する、逆境に負けないグループ”。として2021 年1 月、シングル「モンスターフライト」でメジャーデビュー、元気と勇気を発信し続けてきたBMKは、2025年1月31日のライブ「BMK THE FINAL〜モンスターフライト〜」@Zepp Nagoyaをもって、その活動に終止符を打つ。その集大成となるベスト・アルバム 『Big Monster Kite』が12月18日にリリースされる。リードトラックのラストシングル「BIG MONSTER KITE(10 月2 日先行配信)」は「BMK という存在が、この先も、いつまでも、誰かの空を勇気づける存在でありたい」と願うレターソング。BMK 代名詞ともいえる熱いロックチューンにのせて、今までのBMK の歴史が詰まったセルフタイトル曲らしい爽やかな楽曲だ。また新曲として、スカのリズムに乗って、メンバーの個性が輝く、明るくポジティブに弾けるアップチューン「HEAVY!?」、過去のすべてが、これからの未来に繋がっているという光に満ちたバラード曲「タイムカプセル」も収録。解散を発表し、ラストライブに向けて、全力疾走、ラストスパート中の彼らに、これらベスト・アルバム 『Big Monster Kite』に収録した楽曲について、聴きどころ、想いを語ってもらった。「感謝」と「希望」と「笑顔」にあふれたラスト・インタビュー!

インタビュー=吉田直樹(OUT of MUSIC) 写真=Cosufi(コスフィー)

ベスト・アルバム『Big Monster Kite』のリードトラック、ラストシングル「BIG MONSTER KITE」
――2025年1月31日、ライブ「BMK THE FINAL〜モンスターフライト〜」@Zepp Nagoyaをもって解散することが決まったBMK。その集大成となるベスト・アルバム『Big Monster Kite』が12月18日にリリース。そのリードトラックでありラストシングルでもある「BIG MONSTER KITE(10 月2 日先行配信)」は「BMK という存在が、この先も、いつまでも、誰かの空を勇気づける存在でありたい」と願うレターソング。BMK 代名詞ともいえる熱いロックチューンにのせて、今までのBMK の歴史が詰まったセルフタイトル曲らしい爽やかな楽曲です。
全員●はい!(元気よく)
――BMKのみなさんとは、デビューの時から取材させていただいたので、この「BIG MONSTER KITE」を聴くと、取材時の思い出とあわせて、いろんなことがあったなぁと感じましたし、ファンのみなさんも、それぞれの思い出を感じることができる曲だと感じました。

米谷恭輔●いままでの自分たちの歴史がギュギュっと詰まった楽曲です。作詞してくださったYUMIKO先生が、これまでの僕たちの歴史や楽曲のカケラというか、要素を入れてくださいました。僕たちのことを応援してくださったみなさんにとって、すごく響く楽曲になっていると思います。ライブでも歌いますが、自分たちへの応援歌でもあるような、そんな不思議な力を持った楽曲だと思います。

三隅一輝●ラストにふさわしい、BMKらしい曲です。メジャーデビュー曲の「モンスターフライト」で「ここから上昇気流に乗って行くぜ!」とスタートした僕たちですが、ラストの曲は「やり切ったね」という気持ちで終わってもいいと思うんですけど、この「BIG MONSTER KITE」は「まだまだ上を目指していこうぜ」と歌う、ぼくたちらしい楽曲だと思います。米ちゃん(米谷)がさっき応援歌と言いましたけど、歌っていて自分の背中を押してくれる、BMKでいただいた気持ちとか経験を活かして、今後の人生も頑張ろうと思えるような、本当に素敵な曲をいただきましたし、感謝の気持ちでいっぱいです。

佐藤匠●今回ラスト・シングルを制作するにあたって、選曲も含めて自分たちで決めました。楽曲に対して、いろんな意見を言わせていただいたんですけど、最後の曲を決めるということは、ファンの人から見ても「ぼくたちはこういうグループだったんですよ」という定義を出すことだから、それがけっこう悩みました。オモシロかったり真面目だったりいろんなキャラクターがあるなかで、デビュー曲の「モンスターフライト」と一緒でロックな部分を出そうということで、この楽曲「BIG MONSTER KITE」になりました。ベスト・アルバムに先立ってリリースしてますけど、その反応が怖くて、不安でした…でも、最終的には、最後にふさわしいBMKの楽曲として、これが正解だったなって思いました。
松岡拳紀介●(上の空の表情で)…いや、でもホント、みんなの言ったとおりなんですけど…。
米谷恭輔・三隅一輝●いま、ぜんぜん聞いてなかったでしょ!
――「みんなの言ったとおり」って、人の話に乗っかるクセは、デビュー当時から変わってない。。
全員●あはははは(笑)。
松岡拳紀介●いやいやいや(苦笑)、でも(気を取り直して)デビューからラップをやらせてもらってますけど、2番のAメロでラップするのって新鮮だなと思って…(その場の全員が無反応なので)あれっ? そんなことない?(不安)
三隅一輝●最近では珍しいかも。

松岡拳紀介●自分の場合、間奏とかサビの途中でラップを担当する、というパターンが多かったんですけど、今回の「BIG MONSTER KITE」で、きちんと2番のAメロというパートをもらって、改めてラップ担当だなって感じました。応援してくださるみんなに向けて歌いたいと思ったし、俺らにもだし、みんなにも、それぞれ刺さる部分があるんじゃないかなって思いました。俺たちのことを知らない人が、この曲を初めて聴いても、すごく伝わる部分もあるし、たくさんの方に聴いていただけたらと思います。