
Ettone(エトネ) 総1万7,000字 インタビュー 先行エディット版
人生と想い、伝えていきたい言葉を歌詞に
――いま「時計」というワードが出ましたが、まさにこの「U+U」は〈時計の針の上 未来と過去を抱いて そのまま ここから〉という歌唱パートから始まりますよね。アナログレコードに針を落としたようなノイズ音のSEとピアノの音色をバックに、ブレスを絡めたボーカルから始まります。少し憂いを帯びつつも、自然体で伸びやかな声が印象的で、過去を見つめながらも新しい未来を向いている、そんなニュアンスを感じます。みなさんが言ったように「時間の経過」や「過去があって今がある」「前を向く」「歩を進める」といった、この楽曲のメッセージが響いています。すごく素敵な歌詞ですよね。
anri●作詞を担当してくださったSIRUP(シラップ)さんが、私たちの人生と想いを歌詞にしてくださいました。
――歌詞の制作に関して、SIRUPさんとは、どんなやり取りをしたんですか?
anri●SIRUPさんには、いまお話したディスカッションの内容を、私たちからお伝えしました。そして「人生を感じる」という私たちが抱いた曲の印象をもとに、「それぞれの人生ってどんな感じ?」ということで、メンバー一人ひとりの人生を辿るようなディスカッションをしてくださいました。そこで出た私たちの言葉、思い、いままでの経験、人生を、とても優しくリアルに、そのまま歌詞にしてくださいました。
――さっきも言いましたけど、力まない自然体な声の響きで、そこにいろんな想いが詰まっている歌で、すごく共感を抱きました。
anri●私たちが言った生の言葉、思いがそのまま入った歌詞になっています。SIRUPさんが書いてくださった歌詞ですけど、私たちが伝えていきたい言葉が歌詞に詰め込まれています。レコーディングでも私たちのリアルを歌にぶつけることが出来ました。
――そうだったんですね。ではこの「U+U」について、具体的にメンバーのみなさんから見た、聴きどころや、好きなパートを教えていただけますか。
chiharu●私が好きなパートは〈後悔をしたっていいと思える 今が来る〉という歌詞です。SIRUPさんとのディスカッションで、人生を語る上で「時間を巻き戻せるとしたら、いつに帰りたい? どの瞬間に戻りたい?」という質問をしていただいて、私は「後悔をもう一度したい」と言ったんですが、それが元になって、この歌詞パ-トができました。
――このパートは曲の後半、ブリッジパート(曲の後半の盛り上がり前に、サウンドに変化を与え、歌詞として改めて曲のテーマを提示しているパート)のラストに出てくる歌詞です。曲は「過去の後悔もすべて抱きしめられるから、今の私がある、未来に繋がって行く」というメッセージを、みなさんの人生、経験が元になった歌詞によって、さまざまに描かれていますが、このブリッジパートでは、〈時計巻き戻し 君に会いに行く ひとりに しないから〉という歌詞に象徴されるように、過去の自分を愛しむ想いが改めて歌われています。「過去があるから今の自分がある」、その想いを、〈後悔をしたっていいと思える 今が来る〉という言葉で伝えてくれるパートです。改めて気持ちを確かめるような、芯を感じるボーカルニュアンスで歌われています。

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