

改めて考える、初レコーディング楽曲の持つ意味
-――BALLISTIK BOYZ初のベストアルバム『Chapter 1』。デビューからの6年間、43曲が収録されています。BALLISTIK BOYZの「第一章」すべてが入った作品です。みなさんの足跡、進化、変わったもの、変わらないもの、そういった姿を音楽から辿れる作品なのではないかと思います。そして同時に、音楽に埋め込まれたBALLISTIK BOYZのオリジナリティやエネルギー、それが放つ存在感みたいなもののヒントがつかめればと思ってます。

日髙竜太●ちなみに僕らのデビュータイミングから取材していただいてましたよね?
――そうですね。デビューアルバム『BALLISTIK BOYZ』(2019年5月22日リリース)タイミングで、取材させていただいてます。アルバムでデビューってすごいなぁって思いましたよ。

砂田将宏●ありがとうございます(笑顔)。
――ということで、具体的に収録曲について伺いたいのですが、視点としては「第一章の中でどのような位置付けなのか?」、「第二章にどうつながるのか?」という点を足掛かりにして、改めて、収録曲についてお話させていただければと思います。
海沼流星●なるほど、了解です!
――まず、起点をマークしたいというか、スタート地点を確認するという意味も込めて、「PASION」と「NU WORLD」について伺いたいのですが。確か、一番最初にレコーディングしたのがこの2曲と伺ってますが…。
砂田将宏●そうですね。
――どちらもデビューアルバム『BALLISTIK BOYZ』(2019年5月22日リリース)に収録されていますが、どっちが先だったんですか?
日髙竜太●曲をもらったタイミングは二曲とも一緒でした。レコーディングは「NU WORLD」が先だったよね?

加納嘉将●確か、そうだったと思う。
――この「NU WORLD」は、いわゆるアゲ曲ですよね。トライブ(民族)感漂うリズムとサウンドから、壮大に広がるポップなサウンドとメロディライン、ボーカルの叫びから始まって、続くバースではバウンスするようなストンプのリズムに合わせて、ラップが繰り出され、前サビでメロディアスなボーカルへと一変、そのままサビ~後サビでのポップなサウンド、メロディ、歌い上げボーカルで感情を解き放ちます。曲としては<いま未来を切り開いて行こう>という歌詞にあるとおり、頂上を目指して、踏み込んで、先に進む気持ちを歌っています。
砂田将宏●レック(REC=レコーディング)のことマジで覚えてない(笑)。
日髙竜太●でも、何回も変わったよね、歌割りが。
海沼流星●あー、そうだった! 覚えてる。
日髙竜太●歌割りも振り付けも、何回か変わったんですよ。

松井利樹●ニューヨーク組(砂田、深堀、奥田の三人、ニューヨークに留学していた)が振り付けをつくってくれたのですが、最初の振り付けもカッコよさ爆発してました。
奥田力也●それが、少しキャッチーな方向に変更になりました。
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