アルバムリード「Sugar Free Venom (feat. Kesha)」

――「Jump」、「Sugar Free Venom (feat. Kesha)」、「リア女 (Real Girl)」は、アルバム新曲なので、早速、アルバム新曲について具体的に伺っていきましょう。先ほど、スタッフさんに「アルバムリード曲ってあるんですか?」と聞いたら「Sugar Free Venom (feat. Kesha)」ですということで、この曲がリード曲というのも「エッジが効いてるな」と勝手に思ってました(笑)。これはSAYAKAさんの推し曲ですね。
SAYAKA●この曲は初めてf5ve全員がラップに挑戦した楽曲で、「Sugar Free Venom (feat. Kesha)」は沖縄のハブ酒を連想させるような楽曲でもあって、中毒性のあるような楽曲です。
――ハブ酒?(謎)
KAEDE●はい(笑)。説明すると、私たちのレコーディング期間中に、一週間くらいブラッドポップたちが日本に来て、みんなでスタジオに毎日行って楽曲を作るという期間があったんですね。曲を作るときは、ブラッドポップとメンバーみんなとで、好きなものの話とか、いろんな会話を自由にするんですけど、その中で、私たちが良く行く飲食店の話をしたことがあって。そのお店にハブ酒が置いてあるんですけど、時間があると「カンバーイ」と言って、そのお店に行ってハブ酒を飲んでたので、そういう話をブラッドポップにもしたし、一緒にご飯を食べて、お酒を飲んだこともあったので、そういう私たちの姿を見て、インスピレーションを受けたのかなって思います。彼の音楽作りって、わたしたちの普段の生活とか好きなものとか、それぞれの個性とか、そういところから「思いついた!」みたいに曲を作り出すんです。サーちゃん(SAYAKA)が言った「ハブ酒から連想」というのも、私たちが実際に体験したり経験したことをベースに作ってくれて「こんなカッコイイ曲できちゃった!」という感覚でした。
――「Sugar Free Venom (feat. Kesha)」はあえて言うと「欲」や「欲望に素直な姿」もしくは「そういう強さ」がテーマと感じました。怪しげな雰囲気、分厚いベースのパターン、平常の心拍数のようなテンポ感、途中ホイッスル(口笛)のようなSEのシーケンスパターンも絡みながら曲が進んで行きます。歌詞はほぼ英語で、感情的に平坦なニュアンスで言葉を置いていくような、そんなラップ、ボーカルです。ほぼ一定の感情、感情感がないというか無表情というか低血圧というか「機嫌悪いのかなぁ」みたいな(笑)、そういうトーンです。
KAEDE●この「Sugar Free Venom (feat. Kesha)」がリード曲だということは、私たち自身は不思議でもなんでもなかったですよ、しっくりきましたよ(笑顔)。
――そうなんですね。このサウンドがリード曲って、けっこう攻めてるなぁって思ったんですけど(汗)…僕が勝手に「リード曲」について偏見を持ってしまっていたという…(苦笑)。
全員●あはははは(笑)。
SAYAKA●でも、確かに、いままでリリースしてきた曲からは、まったく想像ができないのが「Sugar Free Venom (feat. Kesha)」だと思いました。そこで新しいf5veをまたお見せできる曲になったのかなって。

MIYUU●私も同じで、インタビューの最初のほうでf5veの曲の印象で「ぶっ飛んでる」っておっしゃっていただいたんですけど(笑顔)、「Sugar Free Venom (feat. Kesha)」はまさにその通りだなと思います。他の楽曲も個性が強いと思うんですけど、「Sugar Free Venom (feat. Kesha)」はさらに尖った個性ですよね。MV(ミュージックビデオ)も撮り終えたんですけど、その映像も「全く見たことのないf5veをお見せできる」と、自信を持ってお届けできるMVです。f5veのコンセプトのひとつに「自信(CONFIDENCE)」というワードがあるのですが、その「自信」というコンセプトに一番ふさわしい楽曲、MVになっていると思います。女性の強さとか、一番表現できていると思います。
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