
Ettone(エトネ) 総1万7,000字 インタビュー 先行エディット版
斬新なサウンド
――「U+U」とても「前向き」なメッセージを感じます。冒頭にも言いましたけど、ボーカルの表情がとても肯定感を感じるニュアンスで、力まず自然体、穏やかな心持ちがベースにあって、そこから感情の濃淡、気持ちの強さが表現されているという感じ。そして、繊細かつ大胆なアレンジのサウンドが、感情をさらに鮮やかに曲を盛り上げてくれている。
pia●曲を聴くときって、歌詞で刺さる人と、音で刺さる人っていると思いますが、私は歌詞よりも音がまず入ってくるタイプの人です。私は「音派」なので、最初、インストのデモ音源をいだいたときに、「ステキっ!」って、思いました(笑顔)。いろんなジャンル、いろんなサプライズが入っていて、いいなって思いました。
――確かに、サウンドも攻めてますよね。
pia●例えばこの「U+U」には、ギターソロも入っていますが、私の父が昔からバンドでギターを弾いていて、車の中で「Santana」というロックバンド(サンタナ。ギターのカルロス・サンタナを中心としたラテンロックバンド)を聴いていたんですけど、この「U+U」のギターソロを聴いたとき「懐かしい」って思いました。
全員●へぇ~(意外)。
pia●楽曲全体のサウンドもとても刺激的で素敵なので、日本語がわからない人、海外の人が聴いても音からこの曲を好きになっていただけると思います。もちろん歌詞も素敵ですし、歌詞の意味を知ってもらったら、より深く好きになってもらえる、そういう曲だと思います。すごく聴き心地がいい曲です。
――実はpiaさんはオーストラリアご出身で、母国語が英語という環境で育ったので、そんなpiaさんならではの視点が生きたコメントでしたね。
pia●あと、miranoが歌う「♪まーわー」(歌詞のほんの一部を歌う)ってパートのハモリのコードがホントにキューンってくるんです!(強調)。
――ん? どのパートだろう?(歌が一部すぎて把握できない)。
全員●「♪いまーもー わーすーれなーい」〈今も忘れない〉という部分…(全員が各々で歌う)。
――ん? (まだ把握できない)
yuzuki●一緒に歌う?(隣のanriに向かって)
yuzuki&anri●せーのっ、「♪あの さみしさーをーいまーもー わすーれない」〈あの 寂しさを 今も忘れない 〉(実際に歌いながら)。
――あー、はいはい(やっとわかる)、「あの 寂しさを 今」の「いま」の「ま」のコーラスですね!
pia●そのコード進行が「わぁ、ステキっ」と思ったので、世界中の音楽ラヴァ―、ミュージックラヴァーにもピックアップされる部分だと思うんですけど(笑顔)。
――確かに。

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