
【WEBオリジナル】「蜘蛛の糸」が提示するTHE RAMPAGEのリアル。アルバム『(R)ENEW』、その一曲目を飾る「蜘蛛の糸」。圧倒的存在感で聴き手を楽曲世界に引きずり込む。その魅力、インパクトを音源とメンバーの発言から紐解く。


THE RAMPAGEのニューアルバム『(R)ENEW』がリリースされた。オリジナルアルバムとして2年6か月振りとなる作品。2025年のツアー「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2025 “PRIMAL SPIDER”」と完全連動した内容で、収録曲としてはディスク2枚で全20曲、ディスク1は新曲7曲という攻めた構成だ。新曲では、ツアーテーマとなる「蜘蛛の糸」、アルバムリード曲のパーティーチューン「BURN」、吉野北人主演映画「遺書、公開。」主題歌「Drown Out The Noise」など、注目曲も並ぶ。特に、ツアーテーマでもあり、アルバム一曲目を飾る「蜘蛛の糸」が放つ圧倒的存在感とインパクトに驚かされる。「蜘蛛の糸」の楽曲制作は、T.KuraとJUNEというトップ音楽クリエイターが担当。また、世界で活躍する和太鼓のパフォーマンス集団DRUM TAOがコラボ参加している。HIPHOPをベースに、和太鼓、尺八、三味線など日本の伝統的な楽器を取り入れたトラック。緊張感、緊迫感、不安感を感じさせるサウンドをバックに、周囲に潜む敵、罠、危険と、それを克服、乗り越え先を目指す「生存本能」「闘争心」を掲げた、ダークな世界観、鋭いメッセージが響く楽曲だ。この「蜘蛛の糸」のインパクトについて、ボーカルの川村壱馬、パフォーマーのLIKIYA、陣、山本彰吾の4人に取材を行った。「蜘蛛の糸」という楽曲の魅力を紐解くとともに、そこから透かしてみえる、THE RAMPAGEの音楽の精神性、リアルを探っていく。
ヘア&メイク=Ayako Ueno/Yuka(KIND)、oya、Aki
スタイリング=Junya Chino